葬儀コラム本コラムの内容に関して宗教や地域文化・風習によって内容が異なることがございます。

総額40万?120万?家族葬の値段を決める重要な3要素

2017.12.30

家族葬の値段はどれくらいになるかご存知ですか?

 
ネット上で「家族葬 費用」と検索してみると「39.8万円」とか「49.8万円」といった金額が目に飛び込んできます。
その一方で、下記のような金額の情報もあり、混乱するかもしれません。
首都圏の家族葬の相場は《約115万円》
葬儀社に支払う「葬儀そのものの費用」は全国平均で《約122万円》
葬儀全体にかかる費用は《約189万円》
明らかに39.8万円の3倍以上の開きがあります。
この100万円を超える大きな金額は、いったい何を意味しているのでしょうか?
 
実は葬儀の価格を決める要素として、以下の3つがあるのです。
1)葬儀本体の費用
2)飲食接待の費用
3)寺院関係の費用
最初に取り上げた「39.8万円」というのは、1)の葬儀本体の費用にあたります。
それ以外に飲食接待の費用と寺院関係の費用があり、オプション代も乗ることで、100万円を超えてくるのです。
 
今回の記事ではこの3つの要素を詳しく取り上げ、家族葬の値段がどのようにして決まるのか説明していきます。
 
 
[1] 葬儀本体の費用に含まれるもの
葬儀本体の費用には以下のものが含まれています。
・祭壇・棺・位牌・人件費・遺影写真・寝台車・霊柩車など、葬儀の基本的な費用
・葬儀を行う斎場や火葬場の使用料
 
それでは、大手の葬儀仲介業者の家族葬プランを参考にして、葬儀本体の費用について細かく見ていきましょう。
 
《家族葬プランの価格》
大手の葬儀仲介業者では以下のような、家族葬プランの価格を決めています。
この金額は葬儀本体の費用のみにあたり、飲食接待や寺院関係の費用は含まれていません。
家族葬に参列する想定人数によって、葬儀本体の費用が変わります。
人数に比例して高くなっているのがわかるでしょう。
15名まで:398000円
20名程度:418000円
30名程度:438000円
50名程度:498000円
80名程度:598000円
 
《どのプランにも含まれているもの》
・枕飾り一式 ・棺
・仏衣一式 ・棺用布団
・遺影写真 ・受付セット
・司会と運営スタッフの人件費
・式中初七日 ・骨壷、骨箱
 
《葬儀の内容によって価格が変動するもの》
ドライアイス:最長4日分が価格に含まれていますが、それを超えるとオプション料がかかってきます。
斎場の利用料:公営斎場の市民料金、または50000円までが価格に含まれます。
高額な斎場を使うとなると、差額が必要になるでしょう。
火葬場の利用料:公営火葬場の市民料金、または15000円までが価格に含まれます。
要注意なのは東京都で、民営の火葬場が多いために、火葬の費用は約50000円と高額です。
祭壇:祭壇のレンタル料は価格に含まれていますが、祭壇装飾、生花祭壇、白木祭壇など、使われる祭壇の種類やサイズが葬儀の規模に応じて変わってきます。
寝台車:各社とも最長50kmまでの運賃が含まれていますが、それより遠くまで運転するとオプション料がかかります。
安置料金:最長4日分の費用が、価格に含まれています。
年末年始や日程の都合などで、すぐに葬儀を行えない場合は注意が必要です。
 
《低価格のプランだとオプション扱いになるもの》
枕飾り一式
自宅飾り一式
白木位牌
 
[2] 飲食接待の費用に含まれるもの
飲食接待の費用に含まれるものとして、通夜振る舞いや精進落としの会食、返礼品などの費用です。
家族葬では一般葬と比べて参列者は少なくなりますが、香典の収入がほとんど無いために、かえって出費が増えることも考えられます。
ここで、飲食接待の費用を計算する式をご紹介します。
(飲食費用+返礼品代)×予想参列者数 = 飲食接待の費用
通夜振る舞いや精進落としは1食あたり「2000~6000円」くらいですが、両方を行うと単純に計算して、2倍近い金額になるでしょう。
 
ここで、飲食費を計算する2つの例題をやってみましょう。
例題1)20人の参列者の労をねぎらうため、やや高額な「1食5000円」の通夜振る舞いと精進落としを行うと、飲食費はいくらかかるでしょうか?
 
例題2)30人の参列者の労をねぎらうため、平均的な「1食3000円」の通夜振る舞いを行い、精進落としは無しにしました。
この場合の飲食費はいくらかかるでしょうか?
 
返礼品に関しては、一人あたり「500~1000円」の品を渡すのが一般的です。
家族葬の値段を抑えるための、もっともやりやすい方法が「飲食費を抑えること」になるでしょう。
 
例題1の答え)20人×5000円×2(通夜振る舞いと精進落とし)=200000円
例題2の答え)30人×3000円×1(通夜振る舞いのみ)=90000円
例題1を見てわかるように、美味しい料理を2回食べるだけで、20万円という大きな飲食費が遺族の負担になってしまいます。
 
 
[3] 寺院関係の費用に含まれるもの
寺院関係の費用に含まれるものとして、通夜や葬儀での読経を依頼した僧侶に渡すお布施や、車代・御膳料などです。
実はお布施の金額は、想像以上に大きいものです。
通夜と告別式の読経だけでなく、戎名のランクによっても金額に違いがあり、一般的な戎名である「信士・信女」の場合でも「20~30万円」かかってきます。
 
葬儀仲介業者では、寺院の紹介と僧侶の派遣サービスを菩提寺を持たない家族を対象に行っています。
菩提寺を持っている場合は、納骨のために菩提寺の許可を得る必要があり、僧侶に読経をお願いしてお布施を渡す必要があるのです。
寺院関係の費用は、あまり減らさない方がよいかもしれません。
 
 
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家族葬の値段を決める、3つの要素を説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
家族葬の値段に関するWebサイトはたくさんありますが、書かれている金額にばらつきがあるものです。
参列者が少ないケースと多いケースで平均額を出しても、あまり参考にならないかもしれません。
参列者の人数によって、葬儀本体の費用や飲食代も大きく変わりますし、どんなオプションを使ったかについての記載も少ないからです。
 
今回の記事の要点は、以下の3点になります。
・なるべく基本料金内で収まるように工夫する
・飲食費をあまりかけないようにする
・逆に寺院関係の費用は、減らさない方が良い
 
この記事で家族葬の値段についての理解が深まり、無理のない家族葬の計画を立てていただけたら幸いです。

よくわかる!家族葬のホールの選び方 4つの基準と注意点

2017.12.28

不幸にも家族が亡くなり、喪主を務めることになりました。

葬儀にそれほど多くの人を呼ばないので、家族葬を行うことに決めたとします。 
次に決めることは、家族葬のホールかもしれません。
 
戦前までは自宅で葬儀を行うことが一般的でしたが、現在では斎場を借りて行うことがほとんどです。
その斎場の選び方は、家族葬も一般葬もさほど変わりません。
広さと席数・価格・駅からのアクセス・火葬場へのアクセス・自宅からの距離などが家族葬のホールを選ぶ際に重要になってくるでしょう。
 
今回の記事では、家族葬のホールの選ぶ際に役立つ4つの基準と注意点をご紹介します。
 
 
[1] 家族葬のホールを選ぶ4つの基準
まずは参列者がどれくらいの人数になるか把握しましょう。
参列者の人数が多ければ広い会場を使用しますが、少ない場合は小さめの会場を使用します。
斎場により設置されているホールの広さと席数に違いがあるので、ネットなどで調べながら、葬儀社とも相談すると良いでしょう。
これから家族葬のホールを決めるのに役立つ、4つの基準を紹介していきます。
 
1)火葬場が近くにある
斎場の近くに火葬場がある、または斎場と火葬場が併設の場合、移動にかかる負担が大幅に軽減されます。
特に火葬場が併設されている斎場では、会葬者を乗せるバスの手配が不要になるため、費用を抑えられる可能性があるのです。
ただしアクセスなど利便性が良い斎場や火葬場は民営が多く、公営の斎場より価格が上がることに注意しましょう。
 
2)駅や空港からアクセスが良い
遠方からの会葬者が多い場合は、空港やターミナル駅からのアクセスが良いと便利です。
 
例えば新幹線を使う方が多い場合
東京駅・品川駅・上野駅・新横浜駅・大宮駅などに近い斎場がよく利用されます。
 
羽田空港を使う方が多い場合
東京都の品川区や目黒区などの斎場が選ばれることがあるのです。
 
千葉県のアクセスの良い駅としては
千葉駅・市川駅・船橋駅・新浦安駅・柏駅・松戸駅などがあり、これらの駅に近い斎場は、遠方からの方には便利でしょう。
 
3)自宅の近くを選ぶ
自宅から近い斎場であれば、移動にかかる時間は少なくなります。
また家族や親族にとっては、慣れ親しんだ地元になるので、心理的な負担などが軽減されるでしょう。 
 
4)自宅から遠くを選ぶ
あえて自宅から遠い斎場を選ぶという選択肢もあります。
理由としては、近所の方に知られずに家族葬を行えるからです。
故人の安置場所も自宅ではなく、専門の安置施設や斎場内の安置施設を希望する方も多くなっています。
 
 
[2] 家族葬のホールに関する注意点
1)予約まで1週間待ちの斎場がある
特に冬は葬儀が増える季節です。
理由としては、冬になると基礎代謝が下がるなど、寒さがヒトの健康に悪影響を与え、死亡も増えるからです。
費用が安く火葬場が併設されている公営斎場や最寄り駅からのアクセスが優れた斎場は、1週間先まで予約で埋まってしまうことがあります。
 
2)火葬場とセットで予約する必要がある
斎場の予約とあわせて、火葬場の予約も必要です。
火葬場の予約が取れないために、葬儀の日程を再調整することもあります。
 
3)食事をする部屋が和室のことがある
和室が多い斎場は日本の風情があって良いですが、食事を和室で行うと、年配の方の足に負担がかかる可能性があります。
参列者に年配の方が多くなりそうな場合は、洋室の部屋のある、家族葬のホールを選んだ方が良いでしょう。
 
4)多くの斎場は友引が定休日
葬儀に関しては友引は凶日とされています。
友引に葬儀を行うと、故人と親しかった人も冥土に連れていかれるため、「凶事に友を引く」と言われてきたからです。
そのためにほとんどの斎場は、友引を定休日にしています。
ただし数は少ないですが、一部の公営斎場や民営斎場では、友引の日でも開場しています。
 
 
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家族葬のホールを選ぶ際の4つの基準と注意点を説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
 
多くの人にとって斎場を選ぶことは、人生でも数回しかないと思われます。
そのため不幸が起きてから、情報収集を始めることになるでしょう。
まずは声をかける親族や友人の人数をある程度把握します。
それより少し席数の多い斎場を選ぶことで、費用も抑えやすいでしょう。
 
家族葬では香典を辞退することが一般的で、葬儀にかかる費用の大部分を遺族が負担することになります。
会場などの出費を抑えつつ、故人を丁寧に送り出せるように、この記事も活用していただけたら幸いです。

家族葬はどこまで呼ぶ?参列者をスムーズに決める4つのコツ

2017.12.26

 

はじめに――

近年、家族葬が主流になりつつありますが、

参列者はどのように決めたら良いのでしょうか?

家族葬に呼ぶ親族は「故人から二親等まで」が一般的です。

二親等というのは、故人から見て孫やその配偶者までを含みます。

ただし、家族葬の参列者範囲という定義は無いために

文字通り家族のみで家族葬を行う事もありますし

友人が多く参列している家族葬もあります。

家族葬でどこまで呼ぶかという問題は

多くの家族が頭を悩ませるところです。

今回の記事では「家族葬でどこまで呼ぶか?」という問題に

役に立ちそうな4つのコツをご紹介します。

[1] 参列者数をイメージする

家族葬は香典を辞退する風習があり、

葬儀の費用の大部分を自己負担することになるでしょう。

参列者が多くなると、大きな会場を手配して、

料理の発注数も増やすことになります。

参列者が増える=葬儀の費用が上がる、とも言えるのです。

まずは家族葬の費用の相場を調べて、

どれくらいの参列者数にするか決めましょう。

一般的な家族葬では「10~30人」が参列しています。

ただし、家族や親族の構成、故人の交友関係などによって

声をかけられそうな人数は大きく変わってくるものです。

1)約10名:故人の配偶者やその家族、子どもとその配偶者と孫まで

2)約20名:上記に加え、故人の兄弟姉妹まで

3)約30名:上記に加え、故人の従兄弟や従姉妹、甥と姪まで

4)30名以上:上記に加え、故人とゆかりのある友人を加える

家族葬の参列者数がだいたいイメージ出来たら、

声をかける親族と友人を決めていくと良いです。

[2] まずは呼ぶ親族から決める

家族葬でどこまで呼ぶかと考える際に、

故人から二親等までの親族には、出来るだけ声をかけましょう。

三親等以上離れた親戚と深い付き合いをしている方も多いかもしれません。

その親戚を家族葬に呼ばない事で、逆にトラブルが起きる可能性もあります。

お付き合いのある親戚を葬儀に呼ばないのは、

失礼になることが多いと思っておきましょう。

参列するかどうかは相手が決めることなので、

遠い親戚にも声をかけた方が無難です。

[3] 友人に声をかける際の注意点

家族葬でどこまで呼ぶかという問題は、

「参列してほしい人を限定する」と言い換える事ができます。

「呼んでいない人は来ないでください」ということにもなり、

故人と親しいと思っている友人が怒り出すかもしれません。

葬儀に来れなかったその親しい友人は、

後日自宅にお参りに来る可能性が高いです。

その際に香典をいただくこともあるので、

返礼品をいくつか用意しておくのも良いでしょう。

[4] トラブルを避けるために

家族や近親者だけでなく、あまり付き合いのない親戚や

近所の人に訃報を伝えることがあると思います。

それを葬儀の案内と勘違いして、参列してしまうケースがあります。

葬儀の案内がないのに参列されると、

小さな斎場を使うことも多いために席が不足するなど、

遺族にとって困った事態になりかねません。

家族葬を行う場合は、家族や近親者で葬儀を行うことをしっかり伝えましょう。

同時に香典を辞退することも伝えておきます。

「自分は呼ばれなかった」などといったトラブルを

未然に防ぐことに役立ちます。

終わりに――

・故人から見た親族が多い

・故人の交友関係がとても広い

といった場合には家族葬ではなく、

一般葬を行ったほうが良いこともあります。

やや高額な広い会場を使うことになりますが、

香典も多くいただけるので、それほど負担は増えないはずだからです。

実は「家族葬」は売上を上げるために

葬儀の業界で作られた言葉だと言われています。

「少人数の葬儀」「小規模な葬儀」だと

確かにイメージがわきにくいかもしれません。

家族葬にどこまで呼ぶのかは、遺族の判断で自由に決められます。

親族や知人とトラブルにならないように注意を払い、

故人をゆっくりと送り出せるプランを立ててみてはいかがでしょうか。

家族葬の流れがよくわかる!「家族葬の流れ図」(後編)

2017.12.23

 

はじめに――

家族葬も一般葬も、3日間をかけて行われることが一般的になっています。

前編の記事では、家族葬の流れの1~2日目をご紹介しました。

下の流れ図では1)から5)にあたる部分です。

《1日目》

1)ご臨終

2)搬送・安置

3)打ち合わせ

《2日目》

4)納棺

5)通夜

《3日目》

6)葬儀・告別式

7)火葬

8)初七日法要

9)精進落とし

今回の記事では、家族葬の流れの3日目をご紹介します。
上の流れ図では6)から9)に当たる部分です。

一般葬と比べて家族葬は自由なスタイルで行えますが、

葬儀の流れ自体はあまり変わらないことに気がつくでしょう。

また、家族葬から派生した葬儀の形態として「一日葬」があります。

最後の段落は「一日葬」の流れ図についての説明です。

[1] 家族葬の流れ 3日目

6)葬儀・告別式

仏式の葬儀を行う場合は、僧侶による読経もありますが、

家族葬の葬儀・告別式は、通夜と同様に様々なスタイルで故人を偲ぶことができます。


葬儀社との打ち合わせで、柔軟な内容に仕上げることができるでしょう。

一般葬では多くの参列者と行う葬儀の時間が長く、

その後の遺族だけで行う告別式が短くなりがちです。

そのため故人とのお別れが十分にできないというのが、

一般葬の問題点の1つでした。

その点、家族葬では告別式の時間をしっかり取ることが出来るのです。

7)火葬

家族葬も一般葬も、火葬からは親近者のみの参列が多いため、

内容も流れも一般葬とほとんど変わらないものになるでしょう。

斎場と火葬場が離れている場合は、車などでの移動が必要になります。

至近の火葬場の予約が、すぐに必ず取れるとは限らないため、

葬儀の打ち合わせの際には、火葬場の予約については注意が必要です。

8)初七日法要

初七日法要は火葬後に、遺骨・位牌・遺影を法要祭壇に安置して、

遺骨供養を兼ねて行われることが一般的です。

ただし葬儀と初七日法要の読経を続けて行い、

その後に火葬するというケースもあります。

9)精進落とし

精進落としとは、葬儀の参列者や僧侶に対して料理をふるまう会食です。

火葬と初七日法要の後に行われることが多く、家族葬の流れの最後にあたります。

元々の精進落としは、家族を亡くした遺族が、

普通の食事をやめて精進料理を取り続け、

四十九日の忌明けに普通の食事に戻すことを指していたそうです。

現代の精進落としは精進料理との関係が薄れてきました。

幕の内弁当から寿司、懐石料理など様々なメニューで、

会葬者や僧侶などの労をねぎらう宴席となっています。

1名4000円くらいからのオプションメニューとして、

精進落としを用意している葬儀社が多いです。

[2] 一日葬ではどのような葬儀の流れになるか

葬儀社のホームページを見ると「一日葬」という

プランがあることに気がつくと思います。


「一日葬」という名前はついていますが、

1日で葬儀が終わるのではなく、2日間で葬儀を行うものです。


一日葬の流れ図は以下のようになります。

先ほどご紹介した、家族葬の流れ図と比べていただけたら幸いです。

《1日目》

1)ご臨終

2)搬送・安置

3)打ち合わせ

《2日目》

4)納棺

5)葬儀・告別式

6)初七日法要

7)火葬

8)精進落とし

さらに一日葬の主な特徴を、箇条書きにしてまとめました。

・通夜が無い

・2日目の午前中に、納棺⇒葬儀・告別式⇒初七日法要、と続けて行う

・火葬後、精進落としの会食を行うことができる

一日葬は高齢の親族が多い、遠方からの参列者が多いなどの場合に

会葬者への身体的・精神的・金銭的な負担を軽減できるプランです。


ただし通夜が無いことで、仕事帰りの会葬が難しくなるために、

親族以外の会葬者を呼びにくいなどのデメリットがあります。

終わりに――
2回の記事に分けて、家族葬の流れについて説明してきました。

いかがでしたでしょうか?

最近の家族葬と、昔から続いてきた一般葬を比べても

葬儀の流れ自体は、大差ないものになっています。

家族葬の流れがよくわかる!「家族葬の流れ図」(前編)

2017.12.21

 

はじめに――

家族や親族が亡くなるという不幸は、突然訪れるものです。
そして深い悲しみと焦りの中、葬儀の内容を迅速に決める必要が出てきます。

一昔前までは「一般葬」と呼ばれる、
大勢の人が会館などに参列する葬儀が中心でした。
現在では「家族葬」と呼ばれる、
参列者が20人前後の、小規模な葬儀が中心になりつつあります。

家族葬にしても、一般葬にしても、
葬儀というものはどのような流れで行われるのでしょうか?

葬儀といえば、通夜・告別式・火葬のイメージが強いかもしれませんが、
実は一般葬と家族葬の流れは、だいたい同じものになります。
今回は2回の記事に分けて、家族葬の流れを取り上げました。

3日間で行われる家族葬の流れを例に挙げ、

前編の記事では1~2日目の流れをご説明します。

[1] 家族葬の流れ図

3日間をかけて行われる家族葬の流れは、

一般的には以下のようになります。

《1日目》

1)ご臨終

2)搬送・安置

3)打ち合わせ

《2日目》

4)納棺

5)通夜

《3日目》

6)葬儀・告別式

7)火葬

8)初七日法要

9)精進落とし

家族葬の流れは、一般葬の流れとだいたい同じなのです。

ただし家族葬では参列者の数は10~30名と少なくなり、

通夜と告別式は自由なスタイルで行うことができます。

[2] 家族葬の流れ 1日目

1)ご臨終

医師に「死亡診断書」を書いてもらいます。

葬儀社のスタッフは、24時間待機しているので、

深夜の逝去でも、すぐに連絡を取るようにしましょう。

死亡診断書と死亡届は混同しやすいと思われるため、

両者の違いを下記に記しました。

※死亡診断書と死亡届の違い

死亡診断書は医師が書くものですが、

死亡届は遺族、または葬儀社が代行して行政に届け出る書類です。

この2つの書類を揃えて、市区町村の役所に提出することで

火葬許可証(または埋葬許可証)を受け取ることができます。

[3] 家族葬の流れ 2日目
4)納棺
安置施設や自宅に安置した故人に、旅装束を着せて棺に納棺します。
(※浄土真宗では「冥土への旅」は無いために旅装束は使いません)

棺には故人が好きだったものも一緒に収めますが、

金属製やガラス製のものは入れることができません。

加熱したら溶けるものは、火葬の際に骨に付着して取れなくなるためです。

5)通夜

家族葬の参列者は故人と親しい方だけになるので、

通夜の時間はゆっくりと過ごすことができるのです。

仏式の葬儀を行う場合は、

通夜か葬儀のどちらか、または両方で僧侶による読経があります。

それ以外にも故人が好きだったお酒や料理を用意したり、

趣味で作った絵画を飾ったり、好きだった音楽を流したり、

故人を偲ぶ方法には様々な方法があるものです。

宿泊可能な斎場を用いた場合は、

故人に付き添って最期の夜を過ごすことができます。

朝まで故人との思い出話をするのも良いでしょう。

終わりに――

今回は家族葬の流れの1~2日目を説明いたしました。

ご臨終から搬送と打ち合わせ、訃報の作成など1日目の流れも

葬儀の準備としては、とても重要なものになってきます

特に家族の死は人生でもめったに無いくらい、動揺する時期だと思います。

普段は出来ることでも、思わぬ苦労をするかもしれません。

葬儀社のスタッフとも、よく相談することがオススメです。

次回の記事では3日目の家族葬の流れを説明いたします。

家族葬は通夜と葬儀だけじゃない!故人を偲ぶ様々な形

2017.12.18

多くの人が参列する一般葬では、通夜と葬儀・告別式が執り行われます。

会館などに参列して、受付時に香典を渡し、僧侶による読経中に焼香を行い、会食があります。
少人数で行われる家族葬においても、通夜と葬儀・告別式があるケースが多いものです。
家族葬の通夜と聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「一般葬の通夜を少人数で行うもの」でしょうか?
もちろん、そのような通夜もありますが、家族葬では通夜と葬儀だけにとどまらない、様々なスタイルが生まれています。
 
今回の記事では、以下のような内容を説明していきます。
・本来の通夜と一般葬の通夜の違い
・家族葬なら本来の通夜の目的を果たせること
・家族葬には様々なスタイルがあること 
 
 
[1] 本来の通夜と一般葬の通夜
通夜とは、家族や親族が故人と最期の夜を過ごすお別れの儀式になります。
故人が目を覚ますことを願い、線香の火を一晩中絶やさずに、故人との思い出を夜通しで語る時間でした。
時代の変化とともに、葬儀を行う場所が自宅から斎場に移りました。
それにより通夜の意味も変わってきたのです。
 
防災上の理由があり、多くの斎場では線香を絶やさない「寝ずの番」ができません。
宿泊できない斎場の方が多く、家族が故人と一緒に最期の夜を過ごすのが難しくなっています。
 
一般葬の通夜では、会社の関係者や近所の人も多く参列するため、夕方の6時頃から始まる「半通夜」が一般的です。
葬儀・告別式よりも、前日の通夜の方が参列者が多くなりやすく、一般葬の通夜と葬儀は、似たような性質の儀式になってきています。
 
 
[2] 家族葬の通夜と葬儀の一例
家族葬の内容としては、様々なスタイルが生まれてきています。
一般葬の内容に近いものもありますが、葬儀社と相談することで、心を込めて故人を送り出す最良の葬儀のプランを立てることができるのです。
以下に家族葬の内容の一例をご紹介します。
 
1)無宗教葬
僧侶による読経や焼香といった宗教的な儀礼がないのは無宗教葬になります。
故人を囲んでの食事会、故人の趣味の作品による展示会、献花や献曲といった内容にすることが可能です。
 
2)レストラン・ホテル葬
家族や故人とよく行ったお店で葬儀という形式もあります。
通夜または葬儀が、食事会・お別れ会としての役割を果たすでしょう。
 
3)一日葬
通夜を無くし、葬儀・告別式のみの葬儀になります。
参列者に高齢の方が多い場合や、遠方から来る方が多いときに体力的・精神的な負担と費用を抑えられる内容です。
 
4)自宅葬
住み慣れた自宅で、最期まで団らんの時間を過ごせるのが自宅葬です。
故人の好きな食べ物や思い出の品をたくさん揃えて、丁寧に故人を送ることができます。
 自宅の庭で葬儀を行う「ガーデン葬」というスタイルもあります。
思い出の詰まった庭でお茶や軽食をすることで、心に残る葬儀になるでしょう。
 
5)リビング葬
葬儀社の斎場に高級マンションのリビングのような空間を作り、家族や親族がそろう最期の時間を、より心に残るものにできる葬儀です。
様々なサービスを盛り込むことが可能で、心をこめて故人を送り出すことができます。 
 
 
[3] 家族葬に通夜は必要?
家族葬の参列者は家族や親族、一部の親しい友人など身近な人のみになります。
そのため家族葬の通夜では、故人との思い出を夜通しで語るなど、本来の通夜の過ごし方が実現しやすいはずです。
ただし宿泊可能な斎場を使用しなければ、家族葬の通夜といっても「寝ずの番」は難しいでしょう。
 
最近では家族葬で通夜を行わない事もあるようです。
その理由として以下のものが挙げられます。
 
1)「寝ずの番をしない」「一般の方は参列しない」ことが決まっている
2)参列者の都合が合わない
3)参列者の負担を抑えたい
4)葬儀の費用を抑えたい
 
特に4)の費用が気になるかもしれませんが、葬儀社に相談すれば、費用を抑えながらも本来の通夜を行うことが十分に可能です。
 
葬儀で大切なことは「ゆっくりと故人を偲ぶ」ことではないでしょうか。
内容や費用など何を重視するのかをよく考えて、葬儀社と相談することがオススメです。
 
 
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家族葬が増え始めた理由としては「葬儀に参列できる人が少ないために、少人数で葬儀をしたい」といったものでした。
家族葬の割合がだんだんと大きくなるにつれ、ご家族の想いと葬儀社の努力などにより、様々な家族葬のスタイルが生み出されました。 
 
通夜と葬儀・告別式にとらわれない多様性は、まさに現代社会の多様化から影響を受けたのでしょう。
「どのようにすれば、ゆっくりと故人を偲ぶことが出来るか?」
これは葬儀を続ける人類の、永遠の課題に違いありません。
もし葬儀の時に家族葬を検討する際には、故人が好きだった活動などを盛り込んだ、家族葬を考えてみてはいかがでしょうか?

家族以外も参列できる?香典は?家族葬に参列する際の注意点

2017.12.15

 最近では「家族葬」と呼ばれる、少人数で行う葬儀が増えています。

退職後の社会とのつながりが希薄な方が増えることで、一般葬に参列する人数が少なくなり、家族葬を選ぶケースが増えているのです。
 
家族葬という名前がついているのだから、家族以外は参列できないと思われる方もいると思います。 
 
実は家族葬には2パターンがあると言われるのです。
1)家族と親族だけで行う家族葬
2)故人の知人も参加する、小規模な葬儀という意味の家族葬 
  
後者に当たる「小規模な葬儀としての家族葬」には故人と親しかった友人にも、遺族から参列のお願いが来るかもしれません。
一方で仕事の同僚や、三親等以上の親族には声をかけないなど、家族葬には一般葬とは異なる部分もあります。
今回の記事では、家族葬に参列する際の基本的な注意点をまとめました。 
 
・他人の家族葬には参列できるのか?
・家族葬に香典は必要なのか?
・家族葬における服装や弔電について 
 
こういった点を説明していきます。
 
 
[1] 家族葬に参列できるかの判断方法
一般の会葬者を招かずに、家族と親近者のみで行われる家族葬は原則として遺族側から参列願いの案内があった場合のみ参列します。
遺族から何も案内が無い場合は、参列を控えましょう。
故人が亡くなった際に、訃報の連絡があるかもしれません。
訃報を遺族から口頭で、あるいは電話で受けた場合に「家族葬に参列していただけますか?」といった内容であれば、家族葬に参列しても大丈夫です。
 ハガキで訃報の連絡があった場合は、そのハガキに葬儀の案内(日時や場所など)が記載されていれば、家族葬に参列しても問題ありません。
ただし判断が難しい例として、訃報のハガキに故人が亡くなった事を伝える記載はあるが、葬儀の案内が書かれていない場合もあります。 
その際は家族葬に参列しないほうが良いかもしれません。
参列辞退のお願いが書かれていれば、参列は控えましょう。
 
  
[2] 家族葬における香典とその相場について
家族葬における喪主は香典を辞退するのがマナーです。
なぜなら喪主に香典返しの手間や気遣いをさせない配慮のため、家族葬には香典は必要ないとされています。
同様に「供花と供物」も辞退することが一般的です。
葬儀の案内を受けた段階で香典や供花を辞退する旨を伝えられた場合は、素直に従いましょう。
とはいえ香典を用意して、家族葬に参列する方は多いと思います。
実際に喪主や遺族が、香典を受け取るケースも多いです。
30歳以上の方が家族葬に参列した際の、香典の相場は以下のようになります。
 
《5万円~10万円》
故人が両親の場合
 
《3万円~5万円》
故人が兄弟姉妹の場合
故人が兄弟姉妹の配偶者の場合
故人が嫁の両親(実家)の場合
 
《1万円~3万円》
故人が祖父母の場合
故人が叔父、叔母の場合
故人が従妹、甥、姪の場合
故人が嫁の嫁ぎ先の祖父母の場合
 
  
[3] 家族葬に参列する際のマナー
こちらでは一般葬と家族葬で、それほど変わらないマナーを取り上げます。
1)服装は黒の喪服か礼服
黒を基調とした喪服があれば好ましいですが、無ければ濃紺やグレーなどの平服でも構いません。
 
《男性》
・黒のスーツと白のシャツ
・ネクタイ、靴下、靴は黒で統一
 
《女性》
・黒のワンピース、アンサンブル、スーツ
・ストッキング、靴、バッグは黒で統一
・肌の露出を抑える
 
《子ども》
・学校の制服があれば着用
・なければ落ち着いたデザインの服を用意
 
 
2)お悔やみの言葉
家族葬では受付が無いことがあり、遺族に直接お悔やみの言葉をかけることになります。
 
以下に避けたほうがよい、忌み言葉をまとめました。
 
・また、しばしば、たびたび、ますます:不幸が再来することを意味する
・重ねる、重ね重ね、再三、くれぐれも:不幸が重なることを意味する
・死亡、死ぬ、四、九:「死」「苦しむ」を連想させられるため 
 
 
3)焼香について
故人の宗教によって焼香の作法が異なるため、事前に作法を身につけるのは困難です。
やり方がわからない場合は、前の人のやり方を習って行いましょう。
 
 
4)弔電について
家族葬では「一般参列者の弔問、香典、供花供物」をお断りすることが一般的になっています。
では弔電はどうなのでしょうか?
明確に断られていない限り、弔電を送っても問題ないとされています。
供花や香典などと違い、返礼品を用意しなくてもよいために遺族に負担があまりかからないためです。
ただし斎場の場所や、通夜・葬儀の日時がわからない場合があります。
その場合は無理に調べるのではなく、弔電を控えたほうが良いでしょう。
弔電は必ず送らなければならないものではないからです。
 
----------------------------------------------------------------------------
 
家族葬に参列する際の注意点を説明してきました。
少人数で行う点を除けば、一般葬と大きくは変わりません。
・遺族から葬儀の連絡が無ければ、参列しない方が無難
・親族でも3親等以上離れていたら参列しない
・香典、供花、供物は持参しない方がよいが、弔電を送るのは可
 
特に注意が必要なのは、上記の3点になると思います。
家族葬はこれからも増えていく葬儀の形態になりますので、参列の際の注意点を頭の片隅に入れていただければ幸いです。

一般葬と家族葬、最近増えている葬儀はどっち?増えた理由は?

2017.12.12

家族葬とは、葬儀にお呼びする方を故人に親しい方々に限定して少人数で行う、最近増えてきた葬儀の形態です。

 
葬儀の名前に家族とつくために、家族だけで行う葬儀だと思いがちですが、家族葬には親族や友人も呼ぶことができます。
ただし仕事関係の知り合いは呼ばない事が一般的です。 
 
最近の一般的な葬儀では参列者が多くなることもあって、遺族は忙しくなりがちで、故人とのお別れが十分にできない可能性があります。
それに対して家族葬では、少人数でゆっくりをお別れを行うことができるのです。
一般葬ではなく家族葬を選ぶことが、最近になって増えてきています。
 
家族葬が選ばれる理由とは何なのでしょうか?
家族葬にはどのような特徴があるのでしょう?
 
今回の記事では、家族葬に関する歴史的な背景から入り、家族葬とは何なのかという点を説明していきます。
 
 
[1] 一般葬と家族葬の歴史的な背景
昭和初期から戦前までは、葬儀といえば自宅葬(家族葬)だったと言われています。
自宅で葬儀を行って、出棺の儀式が終了すると野辺送りと呼ばれる葬列が組まれたそうです。
 
戦後から各地で葬儀社が設立されて、会館や寺院などで葬儀が行われるようになっていきました。
それが現代の一般葬への流れとなっていきます。
 
最近では一般葬ではなく、家族葬が選ばれることが増えました。
その理由として考えられるのは、故人が高齢でも付き合いのある友人が少ないケースが多くなり、葬儀が小規模になりやすいことが挙げられます。
 
 
[2] 一般葬と家族葬とはどこが違う?
 
1)家族葬とは、故人とのお別れをしっかりと行える葬儀です
会館などで行われる一般葬では参列者が多いために、遺族は対応に追われて忙しくなりがちです。
また通夜と葬儀は長めの時間をとって行われるのに対して、最後の告別式から出棺までの時間が短くなっていて、故人とのお別れをしっかり行えないことが増えています。
 
2)家族葬とは自由な内容で行える葬儀です
一般葬では式次第がある程度決まっているものです。
それに対して家族葬では、自由な内容の葬儀を行うことができます。
例えば斎場に故人が趣味で作成した作品を展示することが可能なのです。
 
3)家族葬とは費用を抑えやすい葬儀です
一般葬にかかる費用は、平均して120万円に達するそうです。
それに対して小規模で行う家族葬は、飲食費や返礼品代、接待にかかる費用などを大幅に少なくすることができます。
ただし使用する会場や葬具、盛り込む演出など、家族葬に盛り込むサービス量で費用が変わってきますので、葬儀社との打ち合わせが重要になるでしょう。
 
また家族葬は参列者から香典を受け取らないのが一般的なので
遺族が葬儀の費用を全額負担しなければいけない点も要注意です。
 
 
[3] 家族葬の基本的な流れ
参列者を少数に限定しますが、全体の流れとしては一般葬とそれほど変わりません。
少人数で行うために、ゆっくりと故人とのお別れができます。
 
家族葬の基本的な流れは、以下の通りです。
1)遺体の搬送:自宅または専用の安置所に遺体を搬送します
2)納棺:遺体の納棺を行います
3)通夜:自宅または斎場で通夜を行い、故人と一晩を過ごします
4)告別式:棺に花を収める最後のお別れまで告別式で行います
5)初七日法要:告別式に続けて初七日法要を行います
6)出棺と火葬:火葬場の時間にあわせて出棺して火葬です。収骨が終わって一連の葬儀は終わりです
 
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家族葬とは何なのか?ということを3つの項目に分けて説明してきました。
一般葬は近所の人や仕事関係の知り合いなど大勢の人が参列しますが、家族葬の参列者は一般に「20~30名以下」とされています。
 
家族葬は「密葬」と呼ばれることもありますが、親しい人だけで密かに行う葬儀、ということなのでしょう。
高齢化社会で葬儀の総数が増えていく中で、家族葬の割合も高まっていくと思われます。
 
一般葬だけでなく「家族葬という選択肢がある」ということを知っていただけたら幸いです。

リビングで葬儀?心の込もった新しい葬儀「リビング葬」とは?

2017.12.08

 

はじめに――


最近では「リビング葬」と言われる葬儀の形態があります。

自宅のリビングルームで葬儀を行う感覚に似ているので、この名前で呼ばれているのです。


昔は自宅での葬儀が一般的でしたが、現代では大きな会館などで行われる葬儀が一般的になりました。


親族・友人・旧友・会社の関係者などの多数の参列者が集まって前日に通夜が行われ、翌日に葬儀・告別式があり火葬まで行われています。


ただし現代の一般的な葬儀には、いくつかの課題が残されているものです。


・短時間で準備することがとても多くて忙しい

・弔問の方が多いために、気を遣い過ぎて疲れやすい

・一番大切な「故人とのお別れ」が不十分になりがち


リビング葬ではこういった課題を乗り越え、

故人とのお別れを心を込めて行うことができるのです。


今回の記事では「リビング葬とは何なのか?」という点を取り上げていきます。

そしてリビング葬で出来ることの一部をご紹介いたします。



[1] リビング葬の特徴と流れ


リビング葬とは葬儀社が所有する、家族葬専用の式場で行う葬儀の形態です。

式場によって設備や広さには様々なものがあり、費用も変わってきます。


なかにはリビングルームだけでなく、ダイニング・キッチン・バスルーム・和室などがあって宿泊も可能な、高級マンションのような式場もあります。


リビング葬の形式は自由ですが「通夜と葬儀・告別式」の式次第がある点など、基本的に一般葬と変わりません。


通夜・葬儀として式場を利用している間は、弔問客を随時迎えることができ、故人とのお別れのひとときを、自宅にいるような感覚でゆったりと過ごすことができます。


柩を部屋の中央に置き、故人と縁の深い人が故人に別れを告げ、親族と思い出話をするお茶会のような過ごし方も可能です。

宗教者がいない場合は喪服を着用する必要もありませんので、落ち着いた楽な服装で弔問することができます。


火葬場に行く時間が来たら、告別式にあたる最後のお別れをして出棺することになるのです。



[2] リビング葬における通夜と葬儀


現代の通夜は「夜間の葬儀・告別式」としての機能を強めています。

アフター5に間に合うために、仕事帰りの弔問客が多く参列するからです。

通夜と葬儀では重複する内容が多いために、一本化するケースも出ています。


本来、通夜は臨終の際の看病の延長と言われ、故人はまだ生死の境にいると考えます。

なので遺族は食事を出して、夜を徹して故人といっしょに過ごすのです。


リビング葬の式場では本来の通夜の過ごし方が可能になっています。

宿泊可能なところが多く、夜を徹して故人と過ごせる環境が整っているのです。


葬儀に関しても形式にとらわれることがなく、心を込めて故人を送る事ができます。


・故人がよく聞いていた音楽を室内に流す

・故人が好きだった食べ物やお酒などを用意して、みんなで召し上がる

・故人の思い出話を朝まで語り明かす

・故人のアルバムや愛用品、趣味で描いた絵などををリビングに飾る


リビング葬には一般葬では行えないような、様々なアイデアを盛り込むことができます。

葬儀社との打ち合わせも重要になるでしょう。



終わりに――


葬儀社からリビングのような落ち着いた斎場を借りることによって行える

リビング葬の流れと出来ることの一例を説明してきました。


多様化の進む現代ですが、葬儀の形態も多様化してきています。


「故人とのお別れ」をしっかりやりたいというニーズと、昔は自宅での葬儀が多かったことを組み合わせることで、リビング葬が生まれたといってもよいでしょう。


喪主になる機会は、ほとんどの方は人生で数回だと思われますが、

「心を込めて故人とお別れがしたい」と思われたら、検討してみても良いかもしれません。


悲しくても忘れ物は厳禁!お葬式の持ち物リストと子どもの服装

2017.12.06

お葬式に参列する際は、悲しみで心が動揺してしまうものです。

故人が親しい人であればあるほど、悲しみも深くなります。
 
心が動揺すると、お葬式の持ち物を忘れてしまう可能性が出てきます。
日常生活や仕事でも「心が動揺して忘れ物をした経験」は、多くの方が体験済みかもしれません。 
 
「香典を家に置いてきてしまった」という事態が起こらないとも限らないのです。
今回はお葬式の持ち物について男女別に取り上げます。
ほぼ必要になってくるものと、あったら便利なものに分けて、リストにまとめて説明も加えました。 
 
それに加えて、子どもの服装についてもまとめました。
もし子どもが明るい色の制服のため周囲の目が気になるようでしたら、参考にしても良いかもしれません。
 
・お葬式の持ち物(男性)
・お葬式の持ち物(女性)
・子どもの服装
上記の3点について見ていきましょう。
 
 
【 [1] お葬式の持ち物(男性)について 】
男性は黒のビジネスバッグで行かれる方が多いと思いますが、手持ち用のビジネスバッグをオススメします。
リュックタイプだとカジュアルに見えてしまうからです。
 
《出来るだけ持参したいもの》
◎数珠:数珠入れに入れて持っていきます。
◎香典:香典用の袋「ふくさ」に入れて持参しましょう。
◎財布:黒など暗めの色の財布を使うことをお勧めします。
 
◎ハンカチ:白のハンカチが一般的で、涙を拭くのに必要です。
◎ティッシュペーパー:ペーパーが真っ白のものを使いましょう。
◎櫛:会場に駆けつけた際、髪型が乱れているかもしれません。
 
《あったら便利なもの》
●傘:突然の雨にも対応できます。
 
 
【 [2] お葬式の持ち物(女性)について 】
女性のバッグは布製で金具が無く、光沢の少ないものが理想的です。
男性より持ち物が多くなりがちなので、サブバッグもあると良いでしょう。
 
《出来るだけ持参したいもの》
◎サブバッグ:持ち物の一部を収納して、会場で受け取ったものを入れられるので便利です。
◎数珠:数珠入れに入れて持っていきます。
◎香典:香典用の袋「ふくさ」に入れて持参しましょう。 
 
◎財布:黒など暗めの色の財布を使うことをお勧めします。 
◎ハンカチ:白のハンカチが一般的で、涙を拭くのに必要です。
◎ティッシュペーパー:キャラクター等のデザインが入っている物や色付きの物は避け、白いティッシュペーパーを持っていくほうが良いでしょう。
 
◎髪留め:黒のゴムのみの髪留めが望ましいです。
◎帽子:室内に入る際は必ず取りますが、外で着用する際は黒にしましょう。
◎手鏡:ちょっとした化粧直しができて便利です。
  
《あったら便利なもの》
●傘:突然の雨に対応できます
●黒い布:明るい色が使われている持ち物を覆うことができます
●安全ピン:黒色のピンがあると、喪服の裾や上着の襟元を整えることができます
●予備のストッキング:万が一の伝線に備えて予備があると便利です
 
 
【 [3] 子どもの服装について 】
学生の最高の礼装は「制服」なので、お葬式の服装として制服を着れば問題はありません。
ところが最近では、赤や緑など明るい色の制服が増えています。
制服は最高の礼装なので、本来なら何色でも問題はありません。
どうしても周りの目が気になってしまうのであれば、私服で暗い色のものを選びましょう。
次の項目も参考にしていただけましたら幸いです。 
 
 
【 [4] 子どもの礼装を考えるポイント 】
制服以外の子どもの礼装を考えるポイントについて取り上げます。
大事なポイントは「色」「素材」「デザイン」になってくるでしょう。
 
①色
いちばん重要なポイントとして、色が挙げられます。
暗めの色、具体的には黒・濃紺・濃茶・濃グレーあたりが良いでしょう。
 
②素材
「革」「ナイロン」「フリース」の素材は避けることがお勧めです。
・革:動物の殺生をイメージしてしまいます。
・ナイロン:カジュアル感が高くて、カサカサと音が出やすいです
・フリース:カジュアル感が高く感じられます
 
③デザイン
ジーンズやパーカーなどはカジュアルなため向いていません。
フリルやリボンのついた服も、喪服を着た大人の中で浮いてしまう可能性があります。
 服の柄は無地、もしくはワンポイント程度のものが良いでしょう。
アニマル柄は動物の殺生がイメージされ、あまり好ましくありません。
 
-----------------------------------------------------------------
 
お葬式の持ち物と子どもの服装について取り上げてきました。
 
必要になってくるお葬式の持ち物は、それほど多くはありません。
ただし心が動揺すると、それらを把握しきれない可能性が出てきます。
 
また数珠や白いハンカチなど、自宅に無いものがあるかもしれません。
そういったものは、お葬式への参列に備えて、日常生活で時間のあるときに揃えておくことがオススメです。
 
子どもの服装に関しては「制服が最高の礼装だ」と言われ続けてきました。
ところが最近は、制服のデザインの多様化が進み、おしゃれすぎる制服だと斎場で目立ってしまうかもしれません。
「この制服は葬儀の礼装といえるか?」と考える必要もありそうです。

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